先日久しぶりに風邪を引きました。
海外生活なので、病院に行くことはできるだけ避けたい。
もちろん日本では悪化する前に早めに受診するのがベストでしょう。
ところが海外ではそうはいきません。
多くの方が病院に行くのをためらうと思います。
海外で病院にいきたくない理由① 請求が怖い
ほとんどの方が海外に行く前に海外旅行傷害保険をかけていると思います。
クレジットカードの無料付帯だけでも
1回の受診と薬代くらいは十分カバーできます。
中国にある日系のクリニックなどではキャッシュレス診療と言って
クレジッドカードとパスポートを提示して
所定の保険請求の書類にサインすればその場での支払いなしで受診できるところもあります。
とはいえ、日系クリニックがあるのは大都会のみで
具合が悪い中そこまで行くのはなかなか大変。
近場の現地クリニックに行くと
日本の保険に対応してくれなかったり
保険請求用の書類を書いてくれなかったりします。
全部自腹になると問診と薬代だけで3〜5万円の出費になることも。
そんな勇気はありません。
海外で病院に行きたくない理由② 言葉が通じない
日系のクリニックでも、医師、看護師、薬剤師、検査技師、受付のどれかは中国人です。
現地の病院を受診しようものなら、全員中国人。
もともと中国語が苦手なのに、熱があったり吐き気がする中、上手に話せる気がしません。
症状の説明や、診断名、薬の説明などほとんどのシチュエーションで、相手の中国語を正確に聞き取る必要があります。
現地人の友達にアテンドしてもらうのであれば、可能かもしれません。
海外で病院に行きたくない理由③ 現地の薬や注射は怖い
日系のクリニックを受診したとしても、渡されるのは結局中国製の薬です。点滴や注射をされるにしても、中国製のものでしょう。
日頃現地のものを食べたり飲んだりしているわけですが、さすがに弱った体で未知のものを受け入れる自信がありません。
日本の薬と同じ名前でも、成分が少し違ったりすることがあるので、アレルギー持ちの方は特に要注意です!
他にも
衛生面が信用できない!
ぼったくられるのが怖い!
待ち時間が長い!
などの理由で、よっぽどでない限り、海外では病院に行きたくないというのが正直なところです。
病院に行かずに自力で回復したい時のオススメ5つ!
①お風呂
風邪の時にはお風呂に入らない方が良いと、わたしも親に言われて育ってきた気がしますが、最近の見解では「入り方に気をつければ入っても良い」というのが常識のようです。
ゆでダコになるほどでなければ、さっと温まって水分を摂り、ぐっすり寝るのが良いわけです。
ちなみに中国にはシャワーしかない家も多いのですが、そんな時は大きい洗面器にお湯を入れて足湯をしたりします。
洗面器もなければ、ホッカイロを背中に貼るとお風呂に入ったような感じで体全体が温まります。
生姜湯も体の中からポカポカになるのでオススメです。
②ビタミン補給
ビタミンで風邪が治るわけではありませんが、風邪の時には身体がビタミンを必要としているのを感じます。
風邪の体は、ウイルスとの戦いでビタミンやミネラルをどんどん消費している状態。それを補う必要があります。
風邪による体力消耗を回復するにも、たんぱく質を代謝するビタミンとミネラルが大切です。
中国のみかんは安くて美味しいですし、コンビニでビタミンドリンクも売っています。それらをせっせと摂取しました。
③水分をしっかりとる
常識ですが、風邪の時に怖いのは脱水症状です。
具合が悪いといくらでも寝れますが、ちゃんと起きて水分を摂るのもとっても大事。
中国でもポカリスエットが売っています。
ちゃんと日本のと同じ味なので、せっせと飲んで、しっかり休みましょう!
④お茶&スープ
中国ではお茶と漢方の線引きがあいまいで、日頃飲むお茶の中に漢方の素材が入っています。
例えば
咳が出ると中国人のおばちゃんに言うと「「羅漢果」を煮出して飲みなさい!」と言われます。
熱があると言うと「大根と生姜のスープを飲みなさい!」と言われます。
他にも梨と氷砂糖と生姜を似たシロップが良いだとか
クコの実をお湯に入れて飲め!と言われます。
個人的には羅漢果の咳止め効果をすごく感じました。
日本ではラカントと言う羅漢果から作られた砂糖が有名ですが、その実を乾燥させたものをお茶にして飲みます。
ほんのり甘みのある茶色の液体を飲むとすーっと気道が楽になるのを感じます。
きになる方は漢方のお店で聞いてみてください。
2個か3個で10元(150円)くらいです。
羅漢果(ラカンカ)の煎じ方は↓
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⑤ひたすら寝る

当たり前だと言われそうですが、海外で風邪をひいた時にできることで一番大切なことは寝ることなんじゃないかと思います。
熱が出てるけど、
明日の飛行機乗れるんだろうか!?
この吐き気は風邪なのか食中毒なのか!?
などなど不安はいっぱいあると思います。わたしもそうです。
それでも、寝れるだけ寝るのが一番の薬じゃないでしょうか。
わたしも自分でびっくりするほどよく寝ました。
寝すぎて腰や首が痛いというのに年齢を感じましたが
まとめ
・海外旅行傷害保険は絶対あったほうが良い
・保険があっても海外の病院はあまり行きたい所ではない
・ビタミン、ポカリ、お風呂など海外でも実行できる風邪の対処法を知っておく
・ドリンクなどを買えるお店も調べておくとなお良い。
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