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中国10年・インド・カンボジア在住
WEBクリエイター・プログラミング講師 ごんた
2013年に中国移住。VPN選びに失敗して初日から詰んだ経験あり。
複数VPN併用で10年を乗り越えた。
中国に赴任した初日、私はVPNを用意していませんでした。
Gmailが開かない。LINEが繋がらない。仕事のメールすら送れない。
「あ、これ詰んだ」と思ったのを今でも覚えています(笑)
2026年現在も、その状況はまったく変わっていません。
むしろ規制はどんどん強くなっています。
10年間いろんなVPNを試してきました。
繋がるやつ、途中で切れるやつ、いざという時に全然ダメだったやつ。
この記事では、私が実際に使い続けてきた結論をそのまま書いています。
この記事を読むとわかること 2026年現在、中国のネット規制の実態
スイカVPN・セカイVPN・NordVPN・ExpressVPN・Surfshark・MillenVPNの6本比較
渡航前に絶対やっておくべき設定手順と、私が実際にやらかした失敗
2026年現在、中国のネット規制(金盾)はどこまで厳しいか?
一言でいうと、日本で当たり前に使っているものが全部使えません。
GoogleもYouTubeもLINEもInstagramもFacebookも、全部ブロックされています。
中国に赴任や移住を考えている方はVPNなしでは日本の仕事も日常もほぼ成立しないと思っておいた方がいいです。
私も中国在住の10年間VPNは完全に生活必需品でした。
特に規制が強くなるタイミングは、経験上だいたい決まっています
全国人民代表大会(毎年3月前後)
国慶節(10月1日前後)
国際的に注目される政治イベントの前後
国賓の来訪や大規模行事の時期
このタイミングはVPNが切れやすくなるので、バックアップを準備しておくのがマストですよ!
後輩くん




中国でVPNを選ぶ基準は通常と何が違うか?
普通の海外でのVPN選びとは、根本的に次元が違います
中国専用の基準で選ばないと、現地で後悔します。私は後悔しました(笑)
難読化(オブファスケーション)機能があるか?
通常の暗号化だけだと金盾にこれVPNだと検知されて切断されます。
難読化というのはVPN通信を普通のHTTPS通信に見せかける技術のことです。
この機能がないVPNは、中国では博打になります。
中国特化の設計がされているか?
日系VPNはここが強いです。
中国のネット規制を最初から想定した設計になっているサービスは、実際の安定性が別格です。
日本語サポートがあるか?
これ、地味に超重要です。
トラブルが起きた時に、中国からVPNの公式サイトにアクセスできないんですよ。
英語サポートのみの外資系サービスで、困り果てたことが何度もあります。
日本語のメール対応があるだけで、精神的な安心感がまったく違います。
同時接続台数が何台か?
スマホ・PC・タブレットを全部繋ぐとあっという間に上限に達するので、
3台以上は欲しいところです。
継続できる料金か?
安ければいいわけでもなくて、接続が切れるたびに右往左往するストレスの方が高くつくんですよね。
長期赴任なら月500〜1,000円のレンジで安定性の高いものを選ぶのが正解だと思います。






6サービスを比較した結果、中国で最も使えるVPNはどれか?
中国での接続安定性・価格・サポートを軸に、私が実際に使い比べた6サービスをまとめています。
2026年5月時点の最新情報です。
料金はプランやキャンペーンで変動するので、契約前に必ず公式サイトで最新価格を確認してください。
なお、中国でのVPN安定性は当局の規制強化により随時変化します。 「◎」「○」などの評価はあくまで傾向の目安であり、接続を保証するものではありません。
| サービス | 月額換算(税込) | 難読化機能 | 同時接続台数 | 日本語サポート | 中国利用の安定性 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スイカVPN | 約878円 | あり(中国向け独自対策) | 50台程度 | 日本語メール対応 | 比較的安定(◎) | 中国長期滞在・駐在のメインに |
| セカイVPN | 1,100円(定額) | あり | 3台 | 日本語電話・メール | 比較的安定(○) | サポート重視・長期安定 |
| NordVPN | 約470〜517円(2年Basic) | あり(Obfuscated Servers) | 10台 | 日本語チャット(自動翻訳) | 変動あり(△〜○) | コスパ・速度重視のバックアップ |
| ExpressVPN | 約400〜500円台(キャンペーン変動) | あり(自動難読化+Lightway) | 最大12台 | 日本語ヘルプあり | 比較的安定(○) | 出張・短期滞在 |
| Surfshark | 約270〜320円台 | あり(NoBorders) | 無制限 | 日本語ヘルプあり | 変動あり(△) | 家族利用・複数端末のバックアップ |
| MillenVPN | 396円(2年契約) | あり(限定的) | 5台 | 日本語メール | 変動あり(△) | 日本国内・一般用途メイン |
中国でのVPN安定性は規制状況により随時変化します。 中国利用を保証するものではありません。 2026年5月時点の傾向を元にした評価です
3カ国のネット規制比較(2026年5月版)
| 項目 | 中国 | インド | カンボジア |
|---|---|---|---|
| VPN必要度 | 必須 | 任意 | 基本不要 |
| Google利用 | ブロック | 利用可 | 利用可 |
| Gmail利用 | ブロック | 利用可 | 利用可 |
| YouTube利用 | ブロック | 利用可 | 利用可 |
| LINE利用 | VPNなしでは不可 | 利用可 | 利用可 |
| Instagram利用 | ブロック | 利用可 | 利用可 |
| おすすめVPN | スイカVPN・セカイVPN | NordVPN・Surfshark | 不要または無料VPNで十分 |
| VPN月額目安 | 500〜1,100円 | 300〜600円 | 0〜300円 |









スイカVPNは中国駐在者に本当におすすめか?
中国での接続安定性は、6本の中でトップです
月額878円程度で、金盾を突破するための難読化技術を中国特化で搭載しています。
セカイVPNは長期駐在に向いているか?
長期間の安定性と、日本語サポートの手厚さで選ぶなら
セカイVPNです
月額1,100円(税込定額)と6本の中では高い方ですが、日本語の電話やメールのサポートまであるのは他にはなかなかないんですよね。
私が使い続けた理由 6年以上使い続けても接続品質が大きく落ちなかった
全人代の時期(規制が特に強くなる)でも比較的つながっていた
電話やメールで日本語対応してもらえるので、英語が苦手な家族でも問い合わせできる 全く繋がらないので何度もクレームを入れると対応策を何個か提案してくれた






NordVPNは中国のメイン用途で使えるか?
世界的に速くて人気のVPNですが、中国でのメイン用途には正直向いていないです。 公式サイト自体も中国本土での接続は保証外としています。
私の使い方はバックアップです。
メインをスイカVPNかセカイVPNにして、それが切れた時の保険としてNordVPNを置く。
この2本体制が、10年住んでたどり着いた結論です。
ExpressVPN・Surfshark・MillenVPNは中国でどう使えるか?
ExpressVPNは、自動難読化+Lightwayプロトコルが中国でも比較的機能します。
キャンペーンによっては月400〜500円台まで下がるので、コスパは以前より改善されています。
同時接続12台まで対応しているのも地味に便利ですよ。
Surfsharは同時接続無制限が最大の強みです。
家族全員の端末に入れたい場合には経済的ですよ。
月270〜320円台と6本の中で最安水準ですが、中国での安定性は変動が大きいので、あくまでバックアップ用として持っておくのがおすすめです。
MillenVPNは日本国内や、海外から日本のコンテンツを見たい用途には向いています。
インドやカンボジアでは問題なく使えました。
中国では接続が変動しやすいので、中国駐在者のメイン用途にはすすめにくいというのが私の正直な印象です。






渡航前に必ずやるべきVPNの設定手順は何か?
これが、この記事で一番伝えたいことです。
中国に着いてからVPNを設定しようとすると、公式サイト自体にアクセスできなくて詰みます。
実際にそれをやらかした人を、赴任時に何人も見てきました(笑)


渡航前に完了させるべき5ステップ
- 日本でVPNを2本契約・インストールする(メイン+バックアップ)
- スマホとPCの両方にアプリを入れて、接続テストを完了させる
- VPNアプリのログイン情報(ID・パスワード)を手元に保存する
- アプリの自動更新をオフにする
- 設定画面のスクリーンショットを保存しておく
中国赴任から半年ほど経った頃、VPNアプリを渡航後に更新しようとしたら公式サイトにアクセスできなくてアプリが壊れた状態になってしまって。
1週間まともに繋がらない日が続きました。
あれは本当に困りましたよ…
推奨の2本体制の実行チェックリスト メインにスイカVPN or セカイVPN(日系・中国特化)を契約する
バックアップにNordVPN or ExpressVPN(速度重視)を契約する
スマホ・PCそれぞれで接続テストを済ませてからチェックインする
VPNアプリの自動更新をオフにする
重要な業務はVPN接続+テザリングで冗長化しておく
中国でよくあるVPNトラブルと対処法は何か?
10年で何度も経験したトラブルは、だいたい3パターンに絞られます。
トラブル1:突然つながらなくなった
対処法:プロトコルを手動で変更します。
アプリ設定からObfuscation・ステルスモード・TCPモードに切り替えてみてください。
それでも繋がらなければ、バックアップVPNに切り替えます。
トラブル2:速度が極端に遅い
対処法:接続先のサーバーを日本・シンガポール・香港に変更します。
距離が近いサーバーほど速くなる傾向があります。
トラブル3:アプリが起動しない
対処法:日本のApple IDまたはGoogle Playアカウントに切り替えると再ダウンロードできることがあります。
渡航前にAPKファイルをローカル保存しておくと保険になりますよ。
まとめ:中国VPN選びの結論


結論を3点にまとめます メインは スイカVPN か セカイVPN 日系で中国特化設計、日本語サポートが安心
バックアップは NordVPN か ExpressVPN 速度が高く規制強化時の保険になる
渡航前に2本を設定済みにしておく。 現地セットアップは詰む可能性が高い
VPN選びを間違えると、中国の最初の夜が本当に孤独になります。
家族に連絡もできない、仕事のメールも送れない。
そういう夜を私は何度も経験してきたので、これだけは準備してから行ってほしいです。
それでは良い中国生活を!
FAQ
Q. 中国でVPNを使うのは違法ですか?
A. 個人利用で外国人が摘発された事例は2026年時点でほとんど報告されていない。法的にグレーな領域なので自己責任での利用になります。
Q. 中国でVPNはいつ購入すればいいですか?
A. 必ず渡航前に日本で購入・設定を完了させてください。現地からは公式サイトにアクセスできません。
Q. 無料VPNは中国で使えますか?
A. 金盾に検知されやすく、接続が非常に不安定です。有料サービスを使うことをおすすめします。
Q. 中国でVPNが切れた時はどうすればいいですか?
A. プロトコルをTCPまたはステルスモードに手動で変更します。それでも繋がらなければバックアップVPNに切り替えてください。
Q. スイカVPNとセカイVPN、どちらを先に契約すればいいですか?
A. 安定性を重視するならスイカVPN、コストとサポートを重視するならセカイVPN。迷うなら両方最初から契約して使い分けるのが一番確実です。
Q. 家族の端末にも同じVPNを使えますか?
A. 同時接続台数内なら同じアカウントで使えます。台数が多い場合はSurfshark(無制限)が選択肢になります。
Q. 政治的なイベント時にVPNが切れたら、何日で回復しますか?
A. 私の経験では2〜7日程度で落ち着くことが多いです。イベントの規模によって変わるので、その期間はバックアップVPNと中国国内サービスで乗り切る準備をしておいてください。
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