インドは多言語の国で、メインの公用語は英語です。
インド人どうしが
英語でしゃべっているのもよく見かけます。
ところが、インド人の話す英語は発音やアクセントが独特なので
英語が得意な人でもまず聞き取れないでしょう…。
実際インドで暮らしている中で出会った、驚きのヒングリッシュ(インド英語)と
その対応法をご紹介します。
通じないインド英語の謎に迫る
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インドで英語は「準公用語」
インドの公用語は「ナマステー」などでおなじみのヒンディー語です。
ヒンディー語はインド北部で広く使用されています。
ただし、インドは多言語国家で、憲法に認められている公用語だけでも22あります。
そうした中で英語は
「連邦政府の業務のために使用される準公用語」とされており、広く使用されているので
英語はインド国内で一般的に通じます。
ところが!
インド英語は「発音」や「表現」が独特なので、
聞き取れるようになるのにコツがいるんです。
逆にインド人の方は、我々日本人のあまり上手でない英語であっても
聞き取ってくれるように感じます。
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つまり、英語力があるだけでは
インドで通用しないということです…
でも大丈夫です!インド英語にはいくつか特徴があるので
ツボをおさえながら聞くようにすると、何となーく分かってきますよ。
インド英語を聞き取るコツ!①発音
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インド英語、通称「ヒングリッシュ」は、その最も大きな特徴である「発音」があります。
通常の英語とは異なる発音により、最初はリスニングが難しいと感じることがあります。
ここでは、インド英語の特徴的な発音について詳しく説明します。
W の発音
インド英語では、W の音を V の音で発音します。
例えば
- weather → 「ヴェーザー」
- wet → 「ヴェット」
- we → 「ヴィー」
この特徴的な発音に慣れないと、最初は混乱することでしょう。
インド英語でVの音を聞いた場合
Wのことを指している可能性が高いことを覚えておくと役立ちます。
th の発音
インド英語では、th を「タ行」の音として発音することが多いです。
thの発音は日本人も苦戦するところなので、インド人が「タ」で発音しているのを聞くと
かわいいなと思って思わずクスッとなってしまいます。
- Thank you → 「タンキュウ」
- there → 「デール」
- think → 「ティンク」
- the → 「ダ」
タンキュウぐらいなら、まあ分かるんですが
デールはさすがに「??」ってなりました。
慣れてきた今は、舌足らずみたいでかわいいなって思って聞いています。
R の発音
インド英語のRは、めちゃくちゃ舌を巻いて
なおかつはっきりと発音されます。
- park → 「パルク」
- paper → 「ペーパル」
- air → 「エアル」
- watar → 「ワタル」
前歯の後ろで軽く舌を巻く感じで発音しているのですが
すごくはっきりとRを読むので、まったく別の単語に聞こえます。
「ワタル」なんて冗談かと思いましたが、本当にそう言います。
もっと巻き舌が強いと「ワッタルッ」と聞こえます。
とにかく、慣れが必要だと思います。
スペル通りの発音
アメリカ英語では発音しない音でも、スペル通りに発音している場合もあります。
- Wednesday → 「ウェドネスデイ」
- Hot → 「ホット」
あまりにもスペル通りの聞き慣れない発音で、混乱する原因の一つです。
とはいえ、我々日本人のカタカナ英語も似たようなものですよね。
こういう発音のはずだ!という思い込みを捨てて聞くのも大切かもしれません。
インド英語の特徴的な発音に慣れることで、理解が容易になります。
インド英語を聞き取るコツ② 頻用する単語に慣れる
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日本人が「かわいい〜」を多発するように、
インド英語にも頻用する独特な単語があります!
インド人が多用する「Super!」
褒め言葉の一つとしてインド人は「super!」を多用します。
英語なら「excellent!」とか「great!」と言う場面で
「アンナー(お兄さん)、スーパー!」と言うのです。
最初言われた時はビックリしましたが、
ナイス、グレート、イグザクトリー、エクセレント、アメージングなどの単語を
使い分けることをせずに
一括で「スーパー」で済むので便利な言葉です。
インド人が言いがちな「receipt!」
インド人はレシートのことを「レシプト」と言いがちです。
スペル通りに発音するからだと思います。
特にこれをよく聞くのは買い物のとき。
インドのデパートやスーパーでは、出口でレシートを確認する習慣があるので
警備員に「れしぷと!れしぷと!」と言われます。
初めは何のことかさっぱり分かりませんでしたが、
外国人だから英語で話しかけてくれていたんだと分かると、ありがとー!っていう
気持ちになりますよね。
ちなみに…
インドでは地上一階を「グラウンドフロア(地面の階)」
2階から「1st フロア」と数える場合があります。
日本人の感覚だと一段ズレるんですが…
彼らからすると一階はゼロ階なんでしょうかね?
インドで英語が通じなかった場合の対応策
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筆談にする
インド人の発音が聞き取れなかったり
こちらの発音を分かってもらえなかった時には
スマホのメモ機能に書いて読んでもらうと、結構通じます。
お互い発音が独特なだけで、単語は知ってるので
意外と何とかなります。
メールでやり取りができるなら、
その方が正確かもしれません。
スペルどおりの発音にしてみる
会議や電話で話さなければいけない場合は、筆談作戦が使えませんよね。
そんな時は思い切って、スペルどおりの発音を意識してみてください。
私も「phone number」で通じなかったのが
「ポーン ナンバル」と言ったら通じましたから笑
恥ずかしさなんて、どっかに置いておいて
まずは試してみてください。
まとめ:インドではインド英語を話すべし
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英語とヒングリッシュは別もの!
話すにもリスニングにもコツや慣れが必要です。
インドに来る前に、英語の勉強頑張ってきたのに
全然役にたたなかったー(泣)とか
インド人にあなた英語下手ねって言われたー(涙)とか
心が折れかけたことも多々ありますが
今は「英語とヒングリッシュは別物」と思って割り切っています。
ただし、ヒングリッシュに慣れすぎてしまうと
英語力がどんどん下がっていく気もするので、
並行して勉強を続けるのが大事なのかな、と思っています。
何より、英語力あってこそのヒングリッシュなので
英語もレベルアップしていきたいですよね!
それでは良い旅を!
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