上海に来たなら一度は行ってみたい人気さんぽスポットである朱家角。
上海の中心地から気軽に行ける水郷(川や河川のほとりの街)として「七宝老街」がありますが、運河沿いの古い街並みをさんぽして清朝時代の建物や文化を肌で感じられる場所です。
最近では音楽やアートなど芸術にも力をいれている年配の方だけでなく若者にも人気スポットです。
歴史を堪能できるだけではなくお洒落なカフェのお店もありさらっと一周するだけなら1時間ぐらいで回れてしまう小さな街なので気軽にごんたさんぽしてみました。
朱家角とは?
朱家角は1700年以上前の三国時代から存在していた歴史ある街です。
宋、元代から朱家角には市があり、街に巡る運河によって近隣の産物が入ってくるようになり川岸に定期市が開かれました。
徐々に商業が栄えるようになると明・清代には江南地域でも大規模の町に発展したため朱家角の街には明・清代以降の建物が多く現存してます。
朱家角の街中には幾つも張り巡っているので36個もアーチ型の石橋が架かっています。
中国4大水郷として周荘、西塘、鳥鎮、朱家角があります。
その中でも上海の都市部から1時間ほどで行ける近さから有名で人気です。
名物の食べ物は笹で包んだ豚の角煮、チマキ、漬物、淀山湖で採れる上海ガニです。
ごんたさんぽ開始! 地下鉄17号線から朱家角へ
朱家角へ行く方法はタクシー、バスなどありますが2017年に地下鉄17号線が開通したので試してみましょう。

最初に上海市内から地下鉄2号線に乗り、虹橋火車駅2号線終点の向かいホームから17号線に乗り換えます。
地下鉄に揺られること30分程で終点の一つ手前の駅「朱家角駅」に到着。1号出口を出て玉渓路を左にすすみます。
祥疑浜路を右折して橋を渡ってまっすぐ進みます。
新風路を左折すると古い街並みになっていくので朱家角の街にたどりつけます。
北大街エリア
まず最初に向かったのが北大町エリア
朱家角の中心に位置するメインストリートです。
古くから街の最も繁栄した商業街で、何千店舗も道の両側に建ち並んでいるお土産屋さんや食堂などがあるので買い物を済ませるならここですね。
創業100年以上の老舗も多いので伝承されたチマキ専門店や漬物、お菓子などのお店は興味深いです。
店先にある店自慢の商品が陳列されているのをぶらぶら見ているだけでも楽しいです。
ツアーなどで時間がない方ならこのエリアを回るだけでも朱家角を楽しむことができるエリアです。
槽河街エリア
次に向かったのは南西側にあるエリアです。
美周路の入口には樹齢400年の立派なイチョウの木がありその奥には人文芸術館がある趣きもありますが運河を渡って槽河街方面に向かうと若いオーナーが経営するお洒落なお店も多く新旧融合したエリアとなっています。
川沿いに位置する2階建てのカフェで休憩しました。
古い街並みを眺めながらのコーヒーは格別ですね。
西井街エリア
北側に位置するエリアです。
水郷の真ん中にある有名な橋「放生橋」より北側の一帯のエリアです。

朱家角のランドマーク「放生橋」の上からの風景
昔はこの橋の下で魚を釣ったり捕まえたりするのが禁止されていて放流のみ許されていたということから放生橋と名付けられたようです。
この橋のトップで記念撮影がされている方々がたくさんいますのでご注意されて渡ってくださいね。
西井街エリアは観光客があまりいないので静かな場所です。
庭園や古民家をリノベーションしたゲストハウスなどがありゆっくり散歩するには適した場所です。
もし時間があれば夜までこのエリアで過ごして橋の上から朱家角の夜景を撮影したかったです!
遊覧船に乗船
水郷の街に来たのだから少し奮発して遊覧船に乗ってみました。
朱家角の水郷内には4っの遊覧船乗り場があります。
- 30分の短線コース:6名で65元(1000円位)
- 60分の長線コース:6名で125元(2000円位)
今回は30分の短線コースを乗船です。

河川から見る景色は違いますね。朱家角は河から発展していった街であることが理解できます。
まとめ
- 何千もの新旧のお店がありますので買い物目的でさんぽしても良いです。
- のんびりさんぽして過ごしても楽しめる街並み!
- 歴史も感じられるし、お洒落な芸術や音楽も楽しめる街。
- 地下鉄17号線のアクセスも便利です。
アクセス
住所:上海市青浦区朱家角


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