海外移住に最適なサブカードは、エポスカード一択ではありません。
エポス・楽天・セゾンの3枚を中国10年・インド・カンボジアで実際に使い比べた結果、誰に何が向くかがはっきり分かりました。
海外移住を検討し始めると、「とりあえずエポスカードを作っておけばいい」という情報が多く出てきますよね。
私も最初はそう思っていました。でも実際に中国やインドで使い始めると、カード1枚で全部カバーできるわけじゃないということが身に染みて分かりました。
この記事では、3枚のカードを3カ国でリアルに使ってきた経験をもとに、それぞれの本当の使い勝手を比較します。
カード選びに迷っている方の、具体的な判断材料になるはずです。
この記事を読むと分かること
- エポス・楽天・セゾンの3枚をどの基準で選ぶか
- 3カ国(カンボジア・インド・中国)での実際の使い勝手の違い
- 40代夫婦が海外移住前にやるべきカード戦略の2ステップ
海外移住のサブカード選びで失敗しない3つの基準とは?
サブカードは年会費ゼロ・保険付き・Visa対応の3点が揃っていれば合格です。
この3つを外すと、移住後に後悔します。
後輩くん


年会費ゼロが絶対条件の理由
海外移住すると、日本国内で使うカードの枚数が増えます。
VPNサービス、送金サービス、Amazonジャパン、各種サブスク
気づいたらカードが5枚以上になっていて、年会費だけで年間3万円以上払っているケースもあります。
サブカードに年会費をかけるのは無駄です。
いざというときのバックアップとして持つカードに、お金を払う必要はありません。
海外旅行保険は「利用付帯」か「自動付帯」かで使い勝手が変わる
自動付帯:カードを持っているだけで保険が適用される
利用付帯:カードで旅行関連の費用を1円以上払った場合に保険が適用される
エポスカードは2023年10月から利用付帯に変更されました。
つまり、航空券や電車のチケットをエポスカードで払っておかないと保険が使えません。
この変更を知らずに移住した方が、現地でトラブルに遭ったときに保険が出なかったという話を聞いたことがあります。
出発前に必ずカードで何かを支払っておくことが大事です。
3カ国で通用する国際ブランドの選び方
私が住んだ3カ国での国際ブランドの現実
カンボジア:VisaとMastercardはほぼ全店対応
JCBは主要ホテルのみ
インド:Visaは都市部では問題なし。地方の小規模店は現金のみ
中国:クレジットカード自体が使えないシーンが多い(WeChat Pay優先)
Visaは外資系ホテルや免税店では有効
中国だけは別ルールで考えた方がいいです。
現地民が使う小規模な食堂やタクシーはほぼWeChat Pay専用で、クレジットカードが通用しません。
Visaカードは外資系エリア専用と割り切って持っていた方が精神的に楽でした。
エポス・楽天・セゾン 3枚を3カ国で使って比較した結果は?
3枚を使い比べた結論 エポスは保険のバックアップとして、楽天はポイントを貯める用として、セゾンはラウンジ利用目的として使い分けるのが最適解です。


| 項目 | エポスカード | 楽天カード | セゾンプラチナ |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 22,000円(税込) |
| 海外手数料 | 3.85% | 3.63% | 3.85% |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 |
| 即日発行 | 可能(マルイ店頭) | 不可 | 不可 |
| プライオリティパス | なし | 年5回(プレミアムのみ) | 無制限 |
| 審査難易度 | やさしい | やさしい | 普通 |
| 3カ国の使いやすさ(ごんた評) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
カンボジアでの使い勝手(現地決済・タッチ決済)
カンボジアはVisaカードがいちばん使いやすい国でした。
プノンペンのスーパーマーケット、カフェ、レストランはほぼVisa対応で、タッチ決済も普及しています。
私が実際に確認した範囲では、ローカルの小規模食堂とトゥクトゥク(近距離移動)は現金のみ
月の生活費の中でカード払いができる割合は、夫婦2人で全体の約6割くらいです。残り4割は現金(ドル)で払います。






インドでの実体験(Visaが使える場所・使えない場所)
インドでクレジットカードが使えるのは、以下のシーンです。
使える場所(インド・グルガオン周辺):
外資系スーパー(BigBazaar、Relianceなど)
外資系飲食店(McDonald’s、Pizza Hutなど)
大型ショッピングモール内の店舗
国内線・国際線航空チケットの購入
使えない場所: 路上の食堂やチャイ屋
オートリキシャ(近距離交通)
地方の市場
インドで私が感じたいちばんの問題は、カードを挿したのに決済が通らないエラーが頻繁に起きることです。
端末の不具合なのかネットワークの問題なのか分かりませんが、月に5〜6回は経験しました。
だからこそ、サブカードを2枚持っておくことが大事でした。
中国での使い勝手(WeChat Payとの共存)
中国10年の経験から言うと、中国ではクレジットカードはほぼ一時帰国用のカードです。
日常生活の99%はWeChat Payで完結します。
コンビニ、飲食店、タクシー、薬局、病院の支払い、公共料金まですべてWeChat Pay
Visaカードが通用するのは、外資系5つ星ホテル、国際空港の免税店、外資系チェーンレストランくらいです。






エポスカードの5つのメリットと2つのデメリットは?
エポスカードは年会費ゼロでサブカードとして保険をキープできる、コスパ最高の1枚です。
ただし2025年7月以降、海外手数料が3.85%に引き上げられた点だけは要注意です。
メリット1:年会費永年無料で海外旅行保険が付く
年会費無料で海外旅行保険が付帯するクレジットカードは複数ありますが、エポスカードは傷害治療費用が最高200万円(利用付帯)と、同クラスの中では補償が厚い方です。
海外で入院すると、現地の病院代は想像以上に高くなります。
タイで知人がバイクで転倒し鎖骨複雑骨折したとき、費用は日本円で約200万円かかりました。
これをカード付帯保険でカバーできるかどうかは、大きな違いです。
メリット2:即日発行で渡航前日でも間に合う
エポスカードは全国のマルイ・モディ店頭で最短即日発行できます。
「移住の準備が間に合わなかった」「出発3日前になって保険カードがないことに気づいた」という方でも対応できます。
私は最初の中国赴任前、出発1週間前に慌てて作りました。
間に合ったのはエポスカードだったからです(笑)
楽天カードは郵送なので数日かかります。
メリット3:ゴールドインビテーションで実質無料昇格できる
エポスカードを使い続けると、ゴールドカードへのインビテーション(招待)が届きます。
インビテーション経由でゴールドに昇格すると、年会費が永年無料になります。
通常のゴールドは年会費5,000円かかりますが、招待経由ならゼロです。






デメリット1:海外手数料3.85%は3カードの中で最高水準
2025年7月から海外手数料が2.20%から3.85%に引き上げられました。
D-money楽天カードは3.63%なので、エポスカードは3カードの中で最も高い水準です。
1回あたりの差額は小さいですが、月に30回カード払いをする生活なら年間で約12,000円の差になります。
海外での日常使いよりも、緊急時のバックアップ・保険確保に絞った使い方が正解です。
デメリット2:2023年10月から利用付帯に変更
以前は自動付帯だったエポスカードの海外旅行保険が、2023年10月より利用付帯に変わりました。
カードを持っているだけでは保険が適用されません。
対策:渡航前に航空券・ツアー代金・現地交通費など、旅行関連の費用を1円以上エポスカードで支払っておくこと。
これだけで保険が有効になります。忘れずに。
楽天カードはなぜ海外移住者のサブカードに向かないのか?
楽天カードは国内でポイントを貯める用のカードです。
海外移住者がサブカードとして頼るには、保険が薄すぎます。
楽天プレミアムの改悪後はラウンジが年5回で終わる
かつては楽天プレミアムカード(年会費11,000円)でプライオリティパスを持てば、空港ラウンジが無制限で使えました。
しかし2024年1月以降、年5回までに制限されました。
一時帰国のたびに往復で2回使うとして、年3回帰国すれば6回になります。すでに枠を超えます。
40代夫婦で一時帰国が多い場合、楽天プレミアムのラウンジ特典はほぼ使い物になりません。
楽天一般カードは海外旅行保険が薄い
楽天一般カード(年会費無料)の傷害治療費用は最高200万円(利用付帯)で、補償内容だけ見るとエポスカードと同水準です。
ただし楽天カードは即日発行ができず、海外でのカード申込も手間がかかります。
緊急時のバックアップとしての信頼性は、エポスの方が上です。
セゾンプラチナはエポスの「卒業先」として使う


セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、エポスカードで保険と審査通過の実績を積んだ後に移行するカードです。
年会費22,000円を払う価値があるのは、年10回以上ラウンジを使う人です。
プライオリティパス無制限を目指すならセゾンへ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのプライオリティパスは無制限です。家族カードを発行すれば妻も使えます(家族カードのプライオリティパス発行については公式サイトで要確認)。
私が年間でラウンジを使う回数を計算してみると:
カンボジアから日本への一時帰国:往復×3回=6回
出張・旅行での経由地利用:年4〜5回
合計:年10〜11回
年10回使うなら、1回あたりのコストは2,200円です。プライオリティパスを単独で契約すると年間約62,000円かかるので、セゾンプラチナに年会費22,000円払う方が圧倒的に安いです。
副業・フリーランスにも使えるビジネスカードとしての側面
「ビジネス」という名前が付いていますが、個人事業主でなくても申し込めます。フリーランスや副業ブロガー、会社員でも発行可能です。
ランサーズやココナラで副業収入を得ている場合、このカードの経費決済をビジネス用途でまとめることができます。
ポイントはJALマイルに交換でき、一時帰国の航空券代に充てられます。
40代夫婦の海外移住カード戦略まとめ(2ステップ)


移住前にやるべきカード戦略は2ステップだけです
STEP1(移住前)エポスカードを作る
理由は3つです。年会費ゼロで保険が付く、即日発行できる、ゴールドへの昇格実績が積める。移住の準備リストの最初にエポスカードを入れてください。
STEP2(移住後1年以内)セゾンプラチナへ移行を検討する
一時帰国の頻度が年3回以上あり、ラウンジを使いたいなら、エポスゴールドよりセゾンプラチナの方がコスパが良くなります。
楽天プレミアムの改悪後は、無制限ラウンジを持てるコスパ最良のカードです
よくある質問(FAQ)
Q1. エポスカードは海外在住者でも申し込めますか?
日本国内に住民票がある状態での申し込みが基本です。
移住前に申し込んでおくことをおすすめします。移住後に日本の住民票を抜いている場合は、申し込みが難しくなるケースがあります。
Q2. 楽天カードとエポスカードの保険、どちらが手厚いですか?
傷害治療費用はどちらも最高200万円(利用付帯)で同水準です。
ただしエポスカードは即日発行できる分、緊急時の準備のしやすさで上回っています。
Q3. エポスゴールドへのインビテーションは何円使えば届きますか?
公式には明示されていませんが、年間50万円前後の利用実績があるとインビテーションが届くケースが多いとされています。
サブスクや固定費をエポスカードに集めると積み上がりやすいです。
Q4. セゾンプラチナは名前に「ビジネス」とついていますが、個人でも作れますか?
作れます。
個人事業主・フリーランスに限らず、会社員でも申し込み可能です。審査が通れば発行されます。
Q5. 中国ではクレジットカードはほぼ使えないと聞きましたが、持っていく必要はありますか?
必要です。
WeChat Payが使えないシーン(外資系ホテルのデポジット、空港免税店、緊急時の大きな買い物)でVisaカードが役立ちます。中国在住でも必ずVisa対応のバックアップカードを1枚持っておいてください。
Q6. 3カードの中で審査がいちばん通りやすいのはどれですか?
エポスカードか楽天カードのどちらかです。
どちらも流通系カードで、銀行系と比べて審査基準がゆるやかとされています。初めてクレジットカードを作る方にはエポスカードを先に作ることをおすすめします。
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