中国10年・インド・カンボジア在住 WEBクリエイター ごんた 私は中国10年、インド、カンボジアの3カ国でWiseを使ってきました
結論 海外赴任なら基本的に持っておく価値があります。 ただし国によって使い勝手はかなり違います。
海外に住むと、送金や両替のたびに手数料がじわじわ効いてきますよね。 銀行の窓口で待たされたあげく、明細を見て損した気分になったこと、私も何度もあります。
この記事でわかること
- Wiseの手数料と仕組みの実態
- 中国・インド・カンボジアそれぞれでの使い勝手の違い
- クレジットカードとどう使い分けるか
なお手数料や規制は変わりやすいので、この記事は2026年7月時点の情報です。
金額は目安として読んでください。最新の数字は公式サイトで確認するのが確実です。
Wiseを持っておく価値があるのはどんな人か
デビットカードなので審査はいりません。
海外に月1回以上お金を動かす人なら、手数料の差だけで十分に元が取れます。
向いている人はこんな感じです
- 日本と赴任先の間で頻繁に送金する人
- 複数の通貨を切り替えながら生活する人
- クレジットカードの海外事務手数料を減らしたい人
- 現地ATMで現金を引き出す機会が多い人
逆に向いていないのは、年に1回海外旅行に行くだけの人です。 これくらいの頻度だと手数料の差はそこまで大きくならないので、無理に作る必要はないと思います。
後輩くん


Wiseで何ができるのか
送金、両替、決済、現金引き出しの4つが1つのアプリで完結します
具体的にはこんなことができます
- 日本から赴任先への海外送金ができる
- 40種類以上の通貨を保有して外貨管理ができる
- デビットカードで現地決済ができる
- 海外ATMで現地通貨を引き出せる
- バーチャルカードでオンライン決済ができる
私が一番助かっているのは、両替のタイミングを自分で選べることです。
レートがいいときにまとめて両替しておいて、あとは必要なときに使うだけで済みます。
Wiseのメリットは何か
手数料は送金額のおよそ0.6パーセント前後で、銀行の10分の1くらいの感覚です。
メリットを整理するとこうなります
- 実勢レートに近いレートで両替できる
- 手数料が送金前にすべて画面に出る
- クレジットカードの海外事務手数料がかからない
- 40種類以上の通貨を1つのアプリで管理できる
- 赴任が決まった時点で日本にいるうちに準備できる
三菱UFJ銀行の窓口で10万円を海外送金すると7000円近く手数料を取られることがありますが、Wiseなら同じ金額でも数百円で済むケースがほとんどです。この差は、住む期間が長くなるほど効いてきます。


Wiseのデメリットは何か
デビットカードなので与信枠がありません。口座残高がなければ、そのまま決済もATM出金もできません。
注意しておきたい点はこちらです
- 審査があるクレジットカードとは違い、与信枠がない
- ATM出金は月2回、3万円相当までしか無料にならない
- それ以降は1回70円と1.75パーセントの手数料がかかる
- ATM設置会社側の手数料が別にかかることがある
- すべての国、すべての店舗で使えるわけではない






海外赴任でWiseが役立つ場面はどこか
赴任のフェーズごとに使いどころが変わります。到着直後は現金確保、生活が落ち着いたら家族への送金、という具合です。
具体的な場面はこうです
- 現地到着直後、両替所を探さずATMで現地通貨を引き出せる
- 日本円から赴任先の通貨への両替を自分のタイミングで行える
- 家族への生活費の送金に使える
- 一時帰国時の空港やホテルでの決済に使える
- 海外ECサイトでの買い物に使える
インド赴任・インド旅行でWiseは使えるか
現地ATMでの引き出しは問題なくできます。ただしインドから外へ送金する側に回るなら規制を知らないと損をします。
インドで押さえておきたいのはこの3つです
- 空港やホテル、オンライン決済で普通に使える
- 現金が必要な場面も多くATM利用が欠かせない
- 楽天カードやエポスカードと役割を分けて使う
ここは一次情報を書いておきます
インド・ルピーを送金できるのはインド居住者かつインドへ納税している人だけです。
年間の送金額が100万インドルピー未満なら旅行や家族訪問目的の送金にTCSという税金はかかりませんが、これを超えると目的コードの上限を超えた分に20パーセントが課税されます。
駐在中にインドから日本へまとまった額を動かしたい人が、ここでつまずくケースを何度か見てきました。











中国赴任でWiseは使えるか
日常の決済はAlipayとWeChat Pay中心で、Wiseだけでは生活が完結しません。
ホテルや一部の銀行ATMでの補助的な利用にとどまります。
中国で知っておきたいのはこの3つです
- カードだけに頼らず現金とアプリ決済を併用する
- Alipay、WeChat Pay、VPN、現金を組み合わせて使う
- 赴任前にお金まわりの準備を済ませておく
ここも一次情報です
中国本土ではAlipayとWeChat PayのQR決済が日常決済の中心で、VisaやMastercardが直接使える店舗やATMはホテル、空港、大型店舗などに限られます。
さらに見落とされがちなのが送る側の制約で、中国からの送金は中国で得た給料だけが対象で、しかも海外の自分名義の口座宛にしか送れません。加えて、中国では個人が海外から受け取れる外貨に年間5万米ドル相当という上限があります。
中国に10年住んだ実感として、この送金の制約を知らずに来る駐在員は本当に多いです。








カンボジアでWiseは使えるか
ドル経済のカンボジアなら、米ドルの残高さえ持っておけば決済もATM出金も問題なく回ります。
カンボジアで押さえておきたいのはこの3つです
- 米ドル残高で決済すれば両替の手間が減る
- 現地ATMからリエルの現金も引き出せる
- 日本円からリエルへの直接両替には対応していない
正直に書きます
Wiseは今のところ口座の中で日本円からカンボジア・リエルへ両替することはできません。
ただし口座に米ドルやユーロの残高があれば、決済の瞬間に自動でいちばんお得な通貨から両替されるので、実生活ではほとんど困りません。 もう一つ、カンボジアへ完全に移住したあとにカンボジアを住所としてWiseアカウントを新規登録することはまだできません。これから赴任や移住が決まっている人は、日本の住所があるうちにアカウントとカードを作っておくのが正解です。
私はこの順番を知らずに、住所変更のタイミングで少し焦りました。











3カ国で比べるとこうなります
数字が変わりやすい部分なので、この表はまとめて更新していきます。
| 項目 | 中国 | インド | カンボジア |
|---|---|---|---|
| 現地通貨への直接両替 | 口座内では不可、決済時に自動両替 | 対応通貨、送金も可能 | 口座内では不可、決済時に自動両替 |
| ATM引き出し | 一部の銀行のみ | 主要都市なら問題なし | 問題なし |
| 日常決済でのカード利用度 | 低い、QR決済が中心 | 中程度、都市部中心 | 高い |
| 現地から日本への送金 | 給与のみ、本人口座宛のみ、年間5万ドル枠 | インド居住者かつ納税者のみ、TCSに注意 | 制限は緩やか |
| 補完すべき決済手段 | Alipay、WeChat Pay、現金 | UPI、現金 | 現金のドルで十分 |
Wiseで送金手数料を下げてみる
Wiseとクレジットカードの違いは何か
海外事務手数料を削りたいならWise、マイルやポイント還元を重視するならクレジットカードという住み分けです。
Wiseは実勢レートに近い為替で決済でき、事務手数料もほぼかかりません。
一方でポイント還元やマイル積算はほぼありません。
私は普段の少額決済はWise、まとまった買い物や航空券はマイルが貯まるクレジットカードと使い分けています。
1枚だけで完結させようとせず、役割を分けるのが一番効率がいいと感じています。
Wiseについてよくある質問
Q. Wiseはクレジットカードですか
A. いいえ、デビットカードです。
口座残高の範囲でしか使えず、与信枠は一切ありません。
Q. Wiseは海外赴任に必須ですか
A. 必須ではありませんが、送金と多通貨管理の手数料を大きく下げられるので持つ価値は高いです。
Q. Wiseは中国で使えますか
A. 一部のATMやホテル決済では使えますが、日常はAlipayとWeChat Pay併用が前提になります。
Q. Wiseはインドからの送金にも使えますか
A. 使えますが、送金できるのはインド居住者かつ納税者のみで、金額次第でTCSが課税されます。
Q. WiseのATM手数料はいくらですか
A. 月2回、3万円相当までは無料です。
それ以降は1回70円と1.75パーセントがかかります。
Q. カンボジアでWiseは使えますか
A. 米ドルの残高があれば、決済もATM引き出しも問題なく使えます。
Q. カンボジアに移住してからWiseの口座は作れますか
A. 現時点ではカンボジアを住所とした新規登録には対応していません。 日本の住所があるうちの準備をおすすめします。
まとめ
- 海外赴任なら、基本的にWiseは持っておく価値がある
- 中国は補助的な位置づけで、AlipayとWeChat Payが主役になる
- カンボジアは米ドル残高があればそのまま生活が回る
それでは良い旅を!
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